定期予防接種 水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ワクチンについて

家庭内接触での発症率は 90%と報告されている。発疹出現の1〜2日前から出現後4〜5日、あるいは痂皮化するまで伝染力がある。1999年4月の感染症法施行後の感染症発生動 向調査によると、約3,000の小児科定点医療機関から毎週1,300〜9,500例の報告がある。季節的には毎年12〜7月に多く、8〜11月には減少 しており、罹患年齢はほとんどが9歳以下である。

NIID 国立感染症研究所さん HP  水痘とは より

はじめに水ぼうそうと帯状疱疹の違いの解説。

どちらも水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって発症し、初感染した場合、水痘(水ぼうそう)として発症し、その後、治癒したあともウィルスは体内に残っているため、加齢やストレス、過労などが原因となってウイルスに対する免疫力が低下すると、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹を生じます。これが帯状疱疹です。通常は生涯に一度しか発症しませんが、免疫が低下している場合には再発することもあります。

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ワクチンとは・・・

水痘・帯状疱しんウイルスを予防する生ワクチンです。

MRワクチン・水疱瘡ワクチン・おたふくかぜワクチンは同時接種が可能です。医療機関によっては見解が異なるため同時接種が出来ない場合があります。

参考:KNOW★VPDさんHP 日本の子どもが接種するワクチンより

対象目安年齢

子供の場合

1歳から接種することが出来ます、水疱瘡ワクチンの二回目の接種間隔は、一回目を接種してから3ヶ月以上とされていて、標準的な接種間隔は6ヶ月~1年以内で二回目の接種が推奨されています。

定められた接種期間、接種間隔、回数を守っている場合は基本的に公費で無料で接種することが可能ですが、それ以外の場合は別途自己負担での接種になる場合があります。

仙台市での対象者及び、接種間隔は下記を参考ください(現時点での情報になります。)

仙台市に住民票があり、水痘にかかったことのない1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までのお子さん

接種時期、接種間隔等一覧
接種期間 接種回数 標準的な接種時期と標準的な接種間隔
通年 2回 1回目 1歳の誕生日の前日から1歳3か月の月誕生日の前日まで
2回目 1回目接種後6か月から12か月の間隔をおいて接種

仙台市さんHP 水痘の予防接種について より

13歳以上の健康な人の場合

水ぼうそうの免疫がない場合や接種したか不明の場合は、1本目から28日以上の間隔をあけて水痘ワクチンを2回接種することをお勧めします。50歳以上の場合の水疱瘡予防法として、過去に水痘にかかったことがある人、帯状疱疹にかかったことがある人は1回の接種をお勧めします。

家族内や万が一水痘に罹患した人に接触してしまった場合は、速やかにワクチンを接種することで、72時間以内で発症阻止率は90%ととても高く、同様に水疱瘡の感染率もかなり強く、罹患した方と接触した場合高確率で感染し、重症化もしやすい為、家族が発症した場合に、水痘に罹ったことがなくワクチンも打ったことがない家族には速やかにワクチン接種を推奨します。

妊活中・妊娠中の場合

出産前の入院中に他の患者やスタッフからの感染も十分に考えられます。そういった全てのケースを考慮すると、妊活前にしっかり予防接種をして出産に望むのが好ましいのではないかと思います。

妊娠中は予防接種を受けることができないとされています。妊活前や、妊娠前に接種しておくことを推奨します。

また、接種後2、3カ月間は避妊する必要があります。

水疱瘡は基本的に小児期に感染することが多く、またワクチンの普及によって成人の抗体保有率は90%以上とされていますが、年齢によっては、ワクチンを接種していない可能性も考えられます。

自分の母子手帳を見る限りでは水疱瘡ワクチンを接種していなかった様で、2歳頃に感染しているようでした。

過去に感染したことがあり、抗体を持っているにも関わらず、妊活中に入った頃に恐らくというか確実に母親から飛沫感染によって帯状疱疹が起こったので、本当に冷や汗もんでした。

上記の理由から妊婦が初感染する可能性はとても低いとされているようですが、万が一妊娠中に水疱瘡に感染してしまった場合には、胎児への影響は勿論、妊娠中の母体が水痘肺炎を引き起こした場合、母体死亡率は13~14%とされる為、注意が必要です。

水疱瘡ワクチンが開始されたのは2014年10月1日となっている為、それ以前に生まれた方は自分が過去に発症していないかを親に聞いたり母子手帳を見たりして確認しましょう。

ワクチンの接種は全額自己負担で接種することができます。医療機関によって金額が変わりますが、1回につき、1万円程度で水痘の免疫がない場合は、28日以上の間隔をあけて水痘ワクチンの2回目の接種が推奨されているので合計2万円程度になる場合があります。

妊活前や妊娠前にワクチン接種や私のように既に発症している場合には、お母さんの胎盤移行によって胎児が抗体を持って出生してくる為、生後6ヶ月頃まではかかりにくくなっています。

授乳婦の場合

授乳婦に生ワクチンまたは不活化ワクチンを与えても、母乳の安全性に影響を与えないとされており、母乳はワクチン接種に悪影響を与えず、禁忌にはならないとされているようです。

ただし、風疹ワクチンは母乳に分泌されることが確認されていて、児に対して無症候性感染を起こすとされていますが、臨床的に問題とされることはないとされているようです。

http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2017.pdf

妊娠中の胎児や母体への影響

妊娠早期の段階では流産の危険性や、妊娠中期以降では先天性水痘症候群(CVS)の危険性、更に妊娠後期では水痘肺炎の危険性があります。

先天性水痘症候群(CVS)・・・CVSは発達遅滞を伴う種々の神経障害、四肢の頭頸部や四肢躯幹の片側性の萎縮性瘢痕などの多発先天奇形で、水痘罹患妊婦から2%程度の頻度で出生する。出生時CVSでなかった児も、高頻度に生後6カ月前後に帯状疱疹を発症する(新生児帯状疱疹)。これは児が水痘に胎内感染して、VZVが児の脳脊髄神経節に潜伏感染していたものが再帰感染して帯状疱疹として発症する。母体からの移行抗体が児の血清中から消失し始める生後4カ月前後からみられる。CVSの一部はこの帯状疱疹が胎内で発症したと考えられる4)。

NIID 国立感染症研究所さん HP  妊娠中の水痘:帯状疱疹ウイルス初感染により妊娠第2三半期に子宮内胎児死亡に至った1症例―兵庫県 より

それ以外でも、院内での水痘・帯状発疹が発生してしまった場合には、自分も含む胎児も巻き込まれて感染してしまい、今まで大事に育ててきたはずが一瞬で最後の最後で重篤な症状を起こしてしまっては悲しいどころではないですよね。

出来る限り予防接種を受けたほうがいいのかなと私は思います。

予防接種にかかる費用

子供の場合は、定期予防接種期間内であれば、公費での予防接種が可能なため無料です。(一部では自己負担金が必要な地域もあるようです。)

大人の場合は、任意での予防接種となるため、地域によって金額に差はありますが、1回1万円の合計2回で2万円程度になると思われます。

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹の主な感染経路

罹患した人にすれ違っただけでも10人に1人は感染してしまうとも言われているほど強力なウィルスです。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染によって侵入され潜伏期間を経て発症します。

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹に感染した時の症状

水痘(水ぼうそう)の症状

潜伏期は2週間程度(10〜21日)であるが、免疫不全患者ではより長くなることがある。成人では発疹 出現前に1〜2日の発熱と全身倦怠感を伴うことがあるが、子どもでは通常発疹が初発症状である。発疹は全身性で掻痒を伴い、紅斑、丘疹を経て短時間で水疱 となり、痂皮化する。通常は最初に頭皮、次いで体幹、四肢に出現するが、体幹にもっとも多くなる。数日にわたり新しい発疹が次々と出現するので、急性期に は紅斑、丘疹、水疱、痂皮のそれぞれの段階の発疹が混在することが特徴である。またこれらの発疹は、鼻咽頭、気道、膣などの粘膜にも出現することがある。 臨床経過は一般的に軽症で、倦怠感、掻痒感、38度前後の発熱が2〜3日間続く程度であることが大半である。成人ではより重症になり、合併症の頻度も高 い。通常呼吸器症状や胃腸症状を伴うことはない。初感染からの回復後は終生免疫を得て、その後に野生株に暴露された場合には、臨床症状を起こすことなく抗 体価の上昇をみる。
合併症の危険性は年齢により異なり、健康な小児ではあまりみられないが、15歳以上と1歳以下では高くなる。1〜14歳の子どもでの死亡率は10万あた り約1例であるが、15〜19歳では2.7例、30〜49歳では25.2例と上昇する。合併症として、皮膚の二次性細菌感染、脱水、肺炎、中枢神経合併症 などがある。水痘に合併する肺炎は通常ウイルス性であるが、細菌性のこともある。中枢神経合併症としては無菌性髄膜炎から脳炎まで種々ありうる。脳炎では 小脳炎が多く、小脳失調をきたすことがあるが予後は良好である。より広範な脳炎は稀で1万例に2.7程度であるが、成人に多く見られる。急性期にアスピリ ンを服用した小児では、ライ症候群が起こることがある。免疫機能が低下している場合の水痘では、生命の危険を伴うことがあるので十分な注意が必要である。

NIID 国立感染症研究所さん HP  水痘とは より

帯状疱疹の症状

同様に数日から2週間程度の潜伏期間を経て体の左右どちらか一方の神経に沿って帯状に赤い発疹が出始め、水ぶくれの様な状態になり火傷の様な痛みが出ます。
顔面に起きる帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎を引き起こしたり、まれに耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などの合併症が出現することがあります。また、腰部や下腹部に発症すると、便秘になったり、尿が出にくくなったりという症状を伴うこともあるようです。

私が実際に感染した際は、風邪と同じような症状で関節痛や倦怠感、発熱が38度近く出始め、内科へ行き風邪だろうということで薬を処方してもらい、2日経過しても一向に解熱剤を使用しても下がるどころか40度近くまで上がりその他症状も更に悪化して食欲不振も追加されました。併せてお尻にポツポツとニキビの様な物があったのですが、火傷?ニキビ?まぁ何とかなるだろ的なノリで無視していました。

さすがにおかしいと思い、お尻に発疹が~と言ったところ、帯状疱疹と診断され違う処方薬で完治しました。

発疹の痛みはそこまで痛くは無かったですが、火傷の様に皮膚が白くなるまで深く抉れてしまい、バッチリ跡が残ってしまいました。

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ワクチンと反作用

ちっちが今回接種したワクチンは、乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」だと思われます。

このワクチンは2社(田辺三菱製薬株式会社、武田薬品工業株式会社)で販売されています。

副作用や反作用については、今回の接種ではちっちは表立った症状は確認が出来ませんでした。

商品の概要では下記が記載されています。

副反応
水痘予防を目的とした対象における使用成績調査(昭和 61 年〜平成 4 年)において、1 回接種 8429例中 580 例(6.9%)に副反応が認められた。その主なものは接種局所の発赤・腫脹 260 件(3.1%)、発熱 237 件(2.8%)、発疹 152 件(1.8%)であった。
帯状疱疹予防を目的とした対象(50 歳以上の健康成人)における国内臨床試験において、1 回接種259 例中 131 例(50.6%)に副反応が認められた。その主なものは注射部位紅斑 114 件(44.0%)、注射部位そう痒感 71 件(27.4%)、注射部位熱感 48件(18.5%)、注射部位腫脹 44 件(17.0%)、注射部 位 疼 痛 38 件(14.7 %)、 注 射 部 位 硬 結 35 件(13.5%)、倦怠感 4 件(1.5%)、発疹 4 件(1.5%)であった。

(1) 重大な副反応1)アナフィラキシー(0.1%未満):アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
2)血小板減少性紫斑病(0.1%未満):血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常、接種後数日から 3 週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
3)無菌性髄膜炎(頻度不明):項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識混濁等があらわれることがある。異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。なお、本剤接種数年後にも、帯状疱疹に伴う無菌性髄膜炎があらわれた症例が報告されている。
(2) その他の副反応
水痘予防を目的とした対象における副反応発現割合1 ~5%未満 1%未満 頻度不明注1 )

局所症状
(注射部位)
発赤、腫脹 — 硬結等の注射部位反応過敏症注2 )
— 発熱、発疹 蕁 麻 疹、 紅斑、そう痒皮膚 発疹注3) 水疱性発疹注3) 丘 疹注3 )、 帯状疱疹注4)その他 発熱注3 )
— 小脳性運動失調
なお、頻度は使用成績調査(8429 例)の集計結果による。
注1)自発報告につき頻度不明。
注2)接種直後から翌日にあらわれることがある。
注3)健康小児及び成人では、接種後 1 ~ 3 週間ごろに、
発熱、発疹、水疱性発疹が発現することがあるが、一過性で、通常、数日中に消失する2 〜 6)。ハイリスクの患者では、接種後 14 〜 30 日に発熱を伴った丘疹、水疱性発疹等を発現し、ときに播種性の症状を呈することがある。発熱を伴った丘疹、水疱性発疹
等の臨床反応は急性リンパ性白血病患者の約 20%に認められる。

注4)発生率は自然水痘に感染した非接種患者に比べて同等ないしは低率である。

帯状疱疹予防を目的とした対象(50 歳以上の健康成人)における副反応発現割合5%以上 1~5%未満 1%未満 頻度不明注1)
局所症状(注射部位)
発赤、そう痒感、 熱 感、 腫 脹、疼痛、硬結— — —
皮膚 — 発疹 紅斑、そう痒 —

筋・骨格系 — — 関節痛、筋骨格痛 —
その他 — 倦怠感 動悸、疼痛 小脳性運動失調
なお、頻度は国内臨床試験(259 例)の集計結果による。

販 売 名:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」より

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹と同時接種の懸念

他の記事でも記載させていただいておりますが、1歳になった時期には風疹・麻疹の予防接種の他に、水疱瘡・おたふくの予防接種も控えています。

全て生ワクチンなので原則的には全て同時に接種することが可能ですが、大きい病院では同時接種を受けることが出来ないためちっちは1ヶ月おきにワクチンを接種しました。

 

※私は医療従事者ではありません、適切な見解などに関しては事前に医療従事者へ確認の上行動を取るようにお願い致します。

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