・規定量のミルクを決まった時間にやってるだけでは体調不良時に吐く、薄めたりミルク以外の水分補給も大事
・意識が無ければすぐに救急車を呼ぶ
・暑いときは外に出るのは我慢する
・基本的に水分補給はスポーツドリンク
・エアコンの温度を下げすぎない、湿度を保つ
・より体力を使うから快眠快食を心掛ける
・体をより冷やすには、首、腋の下、脚の付け根、オデコは効果薄/急激な冷却はNG
・衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選び、外出時は帽子を被らせる
・熱中症になったと思ったら涼しい場所に避難、衣服を緩め、水分補給、余りにも具合が悪かったらすぐ病院へ
楽しいドライブ♪熱中症対策に気をつけよう!
外に出掛ける機会は割とすぐに迎えます、これから夏を迎え気温が高くなり、体の弱い赤ちゃんはモチロン、パパママも長旅のドライブで疲れやすくなります。気持ちのいいドライブになるように夏の熱中症対策を心がけましょう。
熱中症ってなぁに?
熱中症(ねっちゅうしょう、heat stroke, sun strokeということが多い)とは、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称である。本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で[8]、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。
屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となって起こり得る。湿球黒球温度21 – 25℃あたりから要注意になるといわれている。国立衛生研究所の資料によると、25℃あたりから患者が発生し(段階的に増え)、31℃を超えると急増する。
日射病とは違い、室内でも発症するケースが多い。高温障害で、日常生活の中で起きる「非労作性熱中症」と、スポーツや仕事などの活動中に起きる「労作性熱中症」に大別することが出来る。熱中症の種類(国際分類)
熱失神 熱痙攣 熱疲労 熱射病 意識 消失 正常 正常 高度な障害 体温 正常 正常 – 39℃ 40℃ – 皮膚 正常 正常 冷たい 高温 発汗 (+) (+) (+) (-) 重症度 I度 I度 II度 III度 病態生理学に基づいた国際分類では下記のような用語が用いられている。
熱失神(heat syncope)
- 原因
- 直射日光の下での長時間行動や高温多湿の室内で起きる。発汗による脱水と末端血管の拡張によって、脳への血液の循環量が減少した時に発生する。
- 症状
- 突然の意識の消失で発症する。体温は正常であることが多く、発汗が見られ、脈拍は徐脈を呈する。
- 治療
- 輸液と冷却療法を行う。
- 分類
- I度
熱痙攣(heat cramps)
- 原因
- 大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足した場合に発生する。
「低ナトリウム血症」を参照
- 症状
- 突然の不随意性有痛性痙攣と硬直で生じる。体温は正常であることが多く、発汗が見られる。
- 治療
- 経口補水液(水1Lに対し砂糖40g、塩3g)の投与を行う。
- 分類
- I度
熱疲労(heat exhaustion)
- 原因
- 多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生する。
- 症状
- 症状は様々で、直腸温は39℃程度まで上昇するが、皮膚は冷たく、発汗が見られる。
- 治療
- 輸液と冷却療法を行う。
- 分類
- II度
熱射病(heat stroke)
かつては高温多湿の作業環境で発症するものを「熱射病」、日光の直射で発症するものを「日射病(sun stroke)」と言い分けていたが、その発症メカニズムは全く同じものであり、最近では「熱射病」に統一されつつある。
- 原因
- 視床下部の温熱中枢まで障害されたときに、体温調節機能が失われることにより生じる。
- 症状
- 高度の意識障害が生じ、体温が40℃以上まで上昇し、発汗は見られず、皮膚は乾燥している。
- 治療
- 死の危険性のある緊急事態であり緊急入院で速やかに冷却療法、人工透析、輸液を行う。
- 分類
- III度
出典:wikipedia-熱中症より–
出かける前に暑さ指数チェック!
暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
暑さ指数の使い方
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本体育協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。
日常生活に関する指針
温度基準
(WBGT)注意すべき
生活活動の目安注意事項 危険
(31℃以上)すべての生活活動で
おこる危険性高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。厳重警戒
(28~31℃※)外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 警戒
(25~28℃※)中等度以上の生活
活動でおこる危険性運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 注意
(25℃未満)強い生活活動で
おこる危険性一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 ※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示します。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より運動に関する指針
気温
(参考)暑さ指数
(WBGT)熱中症予防運動指針 35℃以上 31℃以上 運動は原則中止 WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。31~35℃ 28~31℃ 厳重警戒
(激しい運動は中止)WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。
体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。28~31℃ 25~28℃ 警戒
(積極的に休息)WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。24~28℃ 21~25℃ 注意
(積極的に水分補給)WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。24℃未満 21℃未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。(公財)日本体育協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2013)より
出典:環境省さん 暑さ指数(WBGT)とは?より
熱中症が起こりやすい環境
~起こりやすい環境~
- 前日より急に温度が上昇した日。
- 温度がそれほど高くなくても多湿であれば起こりやすい(なぜなら、汗による蒸散ができず、体内の熱を発散できなくなるため)。
- 涼しい室内で作業をしている人が、急に外に出て作業した場合(暑さに慣れていないため)。
- 作業日程の初日 – 数日間が発症しやすい。
- 安全上薄着になる事が不可能な工事現場、製造業、災害救助現場、長時間にわたる屋外でのスポーツや行動、屋内でも防具や厚手の衣服での行動。
- 時間帯 – 統計的にかかりやすい時間帯は、午前中では10時頃、午後では1時から2時頃に発症件数が多い、
- 季節 – 梅雨明け後、7月、そして特に8月に多い。ただし「涼しい環境で」「練習を始めて間もない短時間」「軽い運動」でも熱中症は発生する。
- サウナ
- 水温と気温の合計が65℃を越えるプール。
- 学校管理下
- 東京都教育委員会の資料によると、学校管理下においては、運動部活動によるものが72.1%で最も多く、次いで「体育的行事」が12.9%。
- スポーツの種類別に着目すると、学校管理下の運動部活動では野球が最も多く、次いでサッカー、テニスの順に多い、とされた。なお男女別に見てみると、男子では野球、サッカー、テニスの順であるが、女子ではテニスが最も多く、次いでバスケットボール、さらに次いでバレーボールとソフトボールが並ぶ。
- 屋内競技における熱中症の発生頻度が最も高いのが剣道であり、死亡に至る前に医療機関を受診している例は年間数百件と推定されている。
専用施設ではなく空調設備も無い学校の部室や稽古場等では、夏場になると室温が高くなり練習量の多寡とは関係無く熱中症が発生しやすくなる。
出典:Wikipediaさん 熱中症より
熱中症は体の弱い子がなるものでしょ?
私の周りだけかもしれませんが、私はずっと運動部だったので真夏のギンギンギラギラ太陽が照っている中でスポーツをする機会が多くありました。
熱中症の知識などは部活のコーチ等からは少しの指導と知識のみで今現在ほど重要視はされていなかったと思います。
小学生の頃からずっと運動部で、真夏だろうと大雪が降ろうと関係のなかったので、夏休みの時は部活動で毎日日陰の無い5kmの道路だけのランニングで体力をつけさせられたり、休憩もこまめに取ることはありませんでした。
大会ではもちろん朝から夕方までグランドにいなければならず、炎天下の中を常に走り回っていましたが、熱中症になることは特にありませんでした。
熱中症の知識よりも気合が大事!というコーチングが多かったのは事実だと思います。
それは昔の話であり、今現在の日本の環境は、地球の温暖化も影響していて昔よりも温度が上昇しているんです。
その為、ある日から熱中症に対しての知識や予防対策などの指導が入るようになり、運動をする前後や休憩を必ずこまめに取ることになり、水分補給の際も学校の水道水などを蛇口からジャブジャブ飲んでいたのですが、お金がかかるリッチなスポーツドリンクを出してもらったことを覚えています。
学校の体育の授業ではあまりにも暑い日は体育の授業が中止になり、保健体育や屋内での体育授業になったことも懐かしく思います。
実際にこの頃あたりに、熱中症で搬送される人や死亡例が大きくニュースで取り上げられたこともありました。
従来の気合で何とかなる!という指導方法は変わりましたが、まだまだスパルタ指導は存在している中で自分の身を、大切な子供の身を守るためにも対策と予防を頭に入れていきたいと思います。
気象庁さんの過去から現在までの観測データを自分なりにグラフ化して温度の上昇を確認しました。
グラフを伸びやかにすると上昇が分かりにくいですが、縮めると上昇していることが分かりやすくなりますね。
測定の値は夏だけでは温暖化による温度上昇が分からないため、寒そうな時期と暑そうな時期を絞っています。
同様に年々その影響により、日最高気温も上昇しているのが分かります。
出典:気象庁さん 観測開始からの毎月の値より
人間は便利さを手に入れる代償に人間本来の力は弱くなった
勿論、地球の温暖化以外にも時代の変化とともに生活レベルは豊かになり、今では子供の部屋にも1台エアコンが設置してもらえる時代です。私の時代はエアコンはおろか自分の部屋を1つもらえるのがとても羨ましい時代でした。。。
エアコンの排熱処理の影響で温暖化現象を加速させる1つの要因でもありますが、この便利な機械で人間本来の力が下がってしまっていることもまた熱中症を発症しやすくなった1つの原因なのかもしれません。
人間の体はある程度の温度の変化にも適応できるように、体が順応させる能力を持っています。
小さい頃からエアコンの涼しい環境に慣れてしまうと、人間の温度調整機能が退化してしまう為、いきなり外に出て遊びに行った時などに急に寒暖の温度変化に体が耐えれず熱中症を発症してしまうリスクが上がってしまうのです。
夏に強い体を作るには3歳までが肝心!
●汗腺の種類
汗腺とは汗を分泌する腺を言います。汗腺には、2種類あります。
○エクリン腺:全身に分布し皮膚の浅い部分にあり、体温を一定に保つために汗を分泌します。
○アポクリン腺:腋の下や陰部などの局所にあり、体臭腺とも呼ばれています。エクリン腺とアポクリン腺から分泌される汗の違いは前回も書きましたが性質が異なります。
●汗腺の数は人種で異なる
エクリン腺は、全身に200~500万個あると言われ、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」に分けられます。
汗の量は、「能動汗腺」の数に依存しており、平均能動汗腺数は気候と関係があり、ロシア人では180万個、日本人で約230万個、フィリピン人で280万個とされています。寒い国で育つと汗を出す能動汗腺の数が少ないことがわかります。●汗腺の数は3才までに決まる
さらに汗腺は、生後3年まででその機能が決まるようです。つまり3才までの外気の気温が高ければ高いほど汗腺の数は多くなるようです。それ以後は環境が変わっても汗腺の数は変化しないようです。
ただし、能動汗腺の数が多いことが必ずしも汗をかきやすいということにはならないようですが、汗腺が発達している方が当然体温調節機能が高いわけですので、特に赤ちゃんには冷房を当てるより、汗をかかせた方がよいことがおわかりかと思います。
●汗腺が少なくなると
汗腺が少なくなると汗も出にくくなります。その結果、体外へ熱を出せないため真夏には熱中症になりやすくなります。またイライラしやすくなるようです。たまには運動をして汗をかくトレーニングをすることが汗腺機能を良くするのに効果的です。
夏場空調が効いた部屋で過ごす時間が多いと汗腺の機能が低下し、体温調節がうまくいかなくなることがあるようです。これが身体の中に熱がこもりやすくなったり、夏バテしやすい原因になるようです。
水分を十分に取りながら、汗をかくことが大事なようです。出典:サノ・ファーマシーグループさん 健康生活よもやま話より
生まれてからの3年間で体温調整機能の能力は成人と同じ値程度まで成長し、それ以降は低下していく一方のようです。
その中で、運動不足やエアコンの涼しさで快適に過ごしているとますます機能を低下させてしまう一方なんですね。
夏前にとか、夏になったら~ではなく、熱中症対策は1年を通して予防しなければなりません。
日頃から快眠・快食・適度な運動をして免疫力を高め、体の機能を高める事が一番大切なことなんですね。
熱中症予防と対策
喉が乾いたと感じる頃にはある程度の水分が体内で失われ始めている証拠です。
60%程度の成人と比較しても特に赤ちゃんは体重の水分割合が多く、個体差はありますが胎児はおよそ90%、新生児ではおよそ75%、赤ちゃんではおよそ70%ととても多いんです。
尚且、汗腺の密度がたかいこともあり汗をかきやすい為、より成人よりもこまめな摂取が必要となります。
綿棒をさされて気張った後やお風呂上がりに白湯やお茶を与えてあげたりしてもいいと思います。
おしっこの量がいつもより出ていない、泣いているのに涙が出ていない(嘘泣きの場合もありますが・・・)、肌が乾燥している、そんな時は既に水分が失われ始めているサインです。意思伝達が出来ない赤ちゃんの顔や様子を観察してあげましょう。
水やお茶、汗の量が多いときはスポーツドリンク等で体に潤いを与えてあげましょう。
夏休みが始まると、夜更かしが多くなったりしていませんか?
生活習慣を良くすることでイイ体を作ることに繋がり、丈夫で健康な体を維持することが出来ます。
よく遊んで、よく飲んで、よく寝る、簡単そうに見えますがこれってかなり難しいですよね。
単純にエアコンで涼めば体が喜ぶわけではありません、その場にあった環境に対して最適な環境を作ってあげることで熱中症は十分に回避することが可能です。
室内の場合は、気温と湿度を気にかけるようにしましょう。なるべくエアコンで極端に温度を下げてしまうと発汗機能が鈍ってしまうので26℃位がいいのではないでしょうか?本当に暑くてだめなときは勿論無理をしないで下げましょう。
また、単純に周りの環境温度が暑いからエアコン等の周りを下げるのではなく、自分が着ている衣服から温度調整をはじめてみましょう。
半袖や半ズボンを着たり、麻や綿等の素材は通気性が良く、吸水性がいいのでオススメです。
赤ちゃんや子供の場合は汗をかきやすいので、こまめに汗を拭いてあげることで汗疹を防ぐことも出来ますよ!
扇風機の前に水をおいても涼しい風が飛んできますし、冷凍庫でペットボトルを凍らせて置くと更に効果が上がります!
扇風機だけでは暑くて眠りにつきにくい場合は、アイスノン等を枕にして寝ると首の静脈を冷やすことが出来るので体全体を冷やすことができますよ!
外に赤ちゃんと一緒に出掛けるときは、必ず帽子を被らせるようにしましょう。直射日光を浴びるよりも大幅に熱中症を防ぐことが出来ます。
紫外線や虫等を気にして、日よけを多く使うことがありますがベビーカーの中で温度がこもってしまうため熱中症になってしまう可能性があります!短時間の外出に抑えるか、通気性の良い日よけがついているベビーカーがオススメです!
また、ベビーカーの高さとパパママの高さでは温度がかなり違います。室内でもリビングテーブルと子供の頭の上の温度は3℃以上違いますので外出時はもっと差が出てしまうと思います。
冷却グッズとして、アイスノンや保冷剤等をタオルなどでくるんで入れるのもおすすめですよ!
もちろん外出時は水筒を忘れずに!!!
夏になると決まって、『冷やし中華、はじめました』を見かけませんか?
実は冷やし中華って夏の季節に食べるのは意味があったんです。
冷やし中華の具材にある、酢、きゅうり、トマトには摂取すると体を冷やす効果があるんです!!
それ以外にも、
肉類では馬肉、鴨肉
野菜では、大根、きゅうり、ナス、白菜、アスパラガス、セロリ、トマト、れんこん、しめじ、たけのこ、ほうれん草
果物では、バナナ、キウイ、メロン、マンゴー、柿、梨、オレンジ、みかん、ゆず
魚介類では、あさり、しじみ、たこ、はまぐり、あさり
梅干し、はちみつ、そば、こんにゃく、枝豆、豆腐、納豆、小麦、わかめ、のり、緑茶、コーヒー、ビール、ワイン、白砂糖、酢、ゴマ油、塩、ミントなどもあります。
過剰摂取や、アレルギー、授乳中や妊婦の方などは食べる前に調べてから!
友達と外で遊ぶときはかならずこまめに日陰に入るようにしましょう。
親の見えないところでいつの間にか発症しているかもしれません、遊びに行く場所と何時に帰ってくるかは必ず聞くようにしましょう。夜になってから探しに行って公園で死んでいたでは手遅れです。
意識がほぼないときは遠慮なく救急要請をしましょう。細胞が死んでしまってからでは回復できないのでどんどん後遺障害が残ってしまう可能性があります、万が一立っている状態から倒れたのであれば熱中症が回復してからも脳などに影響が出る場合があるので気を抜かずに様子を見ておきましょう。
競技別の汗の量
スポーツ活動時にはどのくらいの水分を失うのでしょう?競技や季節、運動量、その時の体調、個人差などはありますが、2リットルを超えるような汗をかくこともあります。
適切な水分の補給量
失った水分はどのように補給すればいいのでしょうか?
適切な水分の補給量は、体重減少が体重の2%以内におさまることが目安です。
一番いいのは、運動の前後で体重を測ることです。
しかし、そういったことが難しいときは、のどの渇きに応じて自由な飲水を行うことができる環境をつくることが重要です。
それによって、ちょうど適量の水分を補給されることが多くの研究調査で明らかにされています。
- 運動前後の体重を測ることが理想
- 体重減少量を2%以内にするのが目安
- 自由な飲水を行える環境をつくることで、適量の補給ができる
出典:日本体育協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」
水分補給のポイント
運動時の水分補給のポイントは4つ。日頃から適切な水分補給のできる環境をつくり、ベストパフォーマンスを目指しましょう!
- こまめに(1回200~250ml)回数を分けて(1時間に2~4回)
- 少し冷たい(5~15℃)もの
- ナトリウム濃度(40~80mg/100ml)
- 塩分濃度0.1~0.2%
- 糖質濃度(4~8%程度)
- ぶどう糖+果糖(または砂糖)の入ったもの
- 1時間以上運動をする場合
水だけで水分補給をすると・・・
水だけ飲んでいても、汗で失った水分と電解質(イオン)の補給はできません。水だけを飲んでいると、体液中の水分とイオンのバランスがくずれ、体液がどんどん薄くなリます。すると身体は体液が薄くなることを防ごうとして、のどの渇きが無くなり、また過剰な水を尿として排泄します。その結果、体液の量は十分に回復できなくなります。この現象を自発的脱水といいます。
自発的脱水とは
出典:大塚製薬さん スポーツ活動中にどれくらいの水分を失うか?/失った水分補給の方法より
熱中症が発症してしまった場合は、死に繋がるので迅速に発見したら対処しましょう。
・風通しの良い日陰や、冷房が効いている室内などに避難させる。
・衣服を脱がせてまたは緩ませて、体から熱を逃してあげましょう。
・意識があり、吐き気や嘔吐などがなければ、水分補給をさせます。スポーツ飲料か、薄い食塩水などを飲ませます。
露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。氷嚢などがあれば、それを頚部、腋窩部(わきの下)、鼠径部(大腿の付け根、股関節部)に当てて皮膚の直下を流れている血液を冷やすことも有効です。また、体温の冷却はできるだけ早く行う必要があり、重傷者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。
寒がっていたり、唇が青紫色などの場合は体温が下がっているので冷やさず保温しましょう。衣服が濡れている場合は出来るだけ拭くこと。
水分が補給できない、症状に改善が見られない、様子がおかしい、全身の痙攣があるなど、意識が若干あるが薄い場合等の手当の判断に迷う場合は、ためらわずに救急隊を要請します。
救急隊を要請後も、救急隊の到着前から冷却を開始することが求められます。
意識がなく、普段どおりの呼吸がない場合は、一次救命処置の手順により手当を行います。
万が一、痙攣を起こしてしまった場合は、大きな声で叫んだり揺れ動かしたり、全身を押さえつけることはやめること。
衣服を緩めてあげて、呼吸がしやすくしてあげましょう。
吐物等で窒息の恐れがあるときには、回復体位もしくは顔を横に向けて気道を確保しましょう。
回復体位
・下顎を前に突き出し、両肘を曲げて上側の手をアゴの下に当てて支えて窒息を予防。
・吐物が残っていたら出してもらうように指示をするが無理に除去はしない。
・意識がある場合は、呼吸と脈拍の確認などをする。
・反応がなかったり、正常な呼吸がなくなった場合は心肺蘇生を実施する。
(意識がない場合は迅速に救急車またはなるべく大きい病院へ搬送してください。意識が無く、救急車を待っている場合は必要に応じて気道確保、呼吸確認(無ければ人工呼吸)、脈拍確認(無ければ心臓マッサージ))
痙攣が開始してからの時間を必ず計っておき、痙攣が収まったら、または自分の中で対処の許容範囲を超えると思った場合は痙攣が開始した時間だけは計りながら救急車を呼びましょう。一般の痙攣と違って熱中症も合併しているため判断が難しいため、下手に素人が対処するよりは安全です。搬送したら必ず救急隊員や先生に状況を詳しく説明しましょう。
飲めばいいだけじゃダメ!正しい飲み方と選び方
単純に水分を補給しただけでは、熱中症の症状が改善されません。誤った飲み方をしてしまうと逆に体に負担をかけて更に悪化させてしまう場合があるので注意が必要です。基本的にはこまめにスポーツドリンクを摂取していれば塩分が大幅になくなり経口補水液を飲むことはないと思います。
熱中症の症状に合わせて正しい飲料水を選択できるようにしましょう。
熱中症は夏だけじゃない!冬の隠れ熱中症
熱中症は夏だけではなく、冬でも発症するのを知っていましたか?
夏の熱中症は、とても暑くて自分でこまめに飲み物を摂取して水分補給をしていましたよね。
冬は夏よりも寒くなってしまうせいでこまめに水分補給をすることは無くっているのではないでしょうか?
勿論、雪国などの地域ではとても寒いので体を温めるためにコーヒーやお茶などで水分を補給したりしますよね。
実はこの水分補給をしない為に、冬でも脱水症状が自分の気づかない内にゆっくり発症してしまうんです。
冬って乾燥肌になりやすいのは何ででしょう?夏よりも水分を補給していないからではないでしょうか?
体が乾燥して痒くなってきたり、唇や口の中が乾燥してきたり、お腹が緩くなってきたり、手足が冷たくなってきた。
こんな症状が出ている時は、脱水症状の可能性が!単純に寒さの影響ではなく体のSOSサインの可能性もあります!
口の中が乾燥していると虫歯や歯周病などが悪化したり、抵抗力が下がってしまい風邪などを引きやすくなってしまったり、運が悪いと脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしたり、腎不全になったりする恐れがあり、深刻な場合は命にも関わるのでいいことないですよね。。。
このようにあまり自分では自覚がない状態で脱水症状を起こしてしまうので冬でも注意が必要です。
・部屋の湿度を上げる
加湿器や、洗濯物を部屋干ししてエアコンの近くで乾かすと部屋干しの臭いが早く乾くので多少臭くなくなります。
ファンヒーターの前にボールに水を入れて雑巾を湿らせてかけるだけでも湿度がかなり上がりますよ!
部屋の換気をすることでも湿度を取り入れることが出来ます、暖房機などで乾いた部屋を寒い湿度がある空気で湿度を上げてあげましょう。
・水分を補給する
寒いときに冷たいものを飲めと言っているわけではありません、温かいお湯やお茶でいいんです。欲を言えばスポーツドリンクや経口補水液を症状に合わせて補給するのがオススメです。
こまめに夏を思い出して水分を摂取するようにしましょう。
コメントを残す