・地域によっては任意予防接種も助成金が出る場合がある。
・予防接種の反作用は、ぐずり、下痢、咳鼻水、嘔吐、発熱、食欲不振等
・予防接種は医療費控除にならないけど助成してもらえる地域もある。
・感染力が強いため手洗い消毒ごときでは防げない、次亜塩素酸ナトリウムを使うこと。
・治療法が未だにない為発症したら出し切るのみの対応。
ロタウィルスとは・・・
ロタウイルスは乳幼児における下痢症の主要な病原体である[1]。レオウイルス科に属する二本鎖RNAウイルスの属である。離島国などを除き世界中でほとんどの乳幼児が5~6歳までに一度はロタウイルスの感染を経験する[2]。感染のたびに免疫が誘導されるため、回を追うごとに軽症化し、大人は発症しないか、極めて軽微となる。
ロタウイルスは糞口経路によって伝播する。ロタウイルスが感染すると小腸に並ぶ細胞は障害を受け、胃腸炎を引き起こす。1973年にはRuth Bishopらによって発見されて電子顕微鏡像が得られていたが[3]、歴史的にこのウイルスの重要性は公衆衛生上軽視されてきており、その傾向は発展途上国で特に顕著である[4]。ヒトの医療において重要なのみならず、動物にも感染するこのウイルスは家畜の病原体でもある[5]。
通常、ロタウイルス感染症は管理の容易な小児疾患であるが、一方で、2013年の1年間でロタウイルスは小児の全下痢症による死亡の37%を占めて、215000人の乳幼児の死亡を引き起こしていると見積もられ[6]、さらに死亡者以外にも200万人が重症化するとされる[4]。死亡例や重症症例のほとんどは発展途上国で発生する[7]。アメリカ合衆国ではロタウイルスワクチンの接種プログラムを開始する前で270万人の子供が胃腸炎を発症し、6万人が医療介入を受け、37人前後が死亡していた[8]。ロタウイルスワクチンの導入に伴い、アメリカ合衆国では医療介入を受ける患者の割合が激減している[9][10]。ロタウイルスの制圧に向けた公衆衛生キャンペーンは感染者への経口補水と予防のためのワクチン接種に焦点を当てている[11]。ロタウイルスワクチンを小児期の予防接種プログラムに導入した国ではロタウイルスの発生と重症化が減少している[12][13][14]。
出典:wikipediaさん ロタウィルスより
乳幼児に多く起きる感染性胃腸炎の一種で、日本国内では冬から春にかけてロタウィルスが流行するとされています。
感染力が非常に強いこと、治療法がまだ見つかっていないこと
ロタウィルスの感染兆候と発生症状
乳幼児期の胃腸炎では最大級
昼間は大丈夫そうでも、夜間に状態が急変することも
ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児の胃腸炎の中ではもっともひどくなりやすいことが知られています。こまめに水分を与えているつもりでも、おう吐や下痢がひどいと、水分補給が間に合わなくなったり、赤ちゃんが口から何も受けつけなくなったりします。こうなると、体の小さな赤ちゃんは、急激に脱水が進みますので、すぐに適切な処置をしないと命にかかわることもあるのです。
また、ロタウイルスは、インフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、小児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。
・もし脱水症状や、けいれん、意識障害が少しでも現れたら、すぐに医療機関を受診してください。初感染時に重症化しやすい
5歳までにみんなかかるけれど・・・
ロタウイルス胃腸炎は、世界中のほぼ全員が5歳までに1度は経験するといわれています。しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。日本では、ロタウイルス胃腸炎で入院する小児の3割が0歳児、4割が1歳児です。
一方、口タウイルスに一度感染すると免疫がつきますので、その後は感染しても胃腸炎の症状は軽くなっていきます。つらい下痢やおう吐が7日間程度続く
根本的な治療はまだありません
白っぽい水のような下痢や激しいおう吐が特徴的なロタウイルス胃腸炎は、他の胃腸炎よりも回復に時間がかかります。通常、症状がおさまるまで7日間程度必要とされ、この間に繰り返される下痢やおう吐により、脱水を起こしゃすくなります。初感染時に重症化しやすい
5歳までにみんなかかるけれど・・・
ロタウイルス胃腸炎は、世界中のほぼ全員が5歳までに1度は経験するといわれています。しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。日本では、ロタウイルス胃腸炎で入院する小児の3割が0歳児、4割が1歳児です。
一方、口タウイルスに一度感染すると免疫がつきますので、その後は感染しても胃腸炎の症状は軽くなっていきます。つらい下痢やおう吐が7日間程度続く
根本的な治療はまだありません
白っぽい水のような下痢や激しいおう吐が特徴的なロタウイルス胃腸炎は、他の胃腸炎よりも回復に時間がかかります。通常、症状がおさまるまで7日間程度必要とされ、この間に繰り返される下痢やおう吐により、脱水を起こしやすくなります。出典:医療法人 増田クリニック増田クリニック小児科 さんより
ロタウィルスと並行して酷い脱水症状が予測されます、水分補給だけでは体内の体液が逆に薄まって更に危険な症状になる恐れがあります。経口補水液を摂取させて、脱水症状を事前に防ぐようにしましょう。
脱水症状かな?と思う兆候は子供なので切り分けが難しいですが、
・つまんだ皮膚が元に戻りにくい。
・泣いているのに涙が出ない。
・口の周りや口内、舌が乾燥している。
・ぐったりしている。
・3時間以上排尿がない、または排尿しても量がいつもよりも少なすぎる。
上記以外にもいつもよりもおかしいな?と感じた場合はすぐに病院に行くようにしましょう。
ロタウィルスに感染する前に予防接種を打とう
ロタウィルスの予防に一番効果的なのは、何と言っても予防接種だと思います。
対象年齢が、生後6週~24週0日の一価ワクチン、または5価ワクチンの生後6週~32周0日までとなっております。
ロタウィルスの予防接種は、経口接種しかありません、絶対に注射してはならないそうです。
主に予防接種として使用されている薬は2種類あり、
・1価ロタウィルスワクチンのロタリックス(2回接種)・・・1回約15000円程度
・5価ロタウィルスワクチンのロタテック(3回接種)・・・1回約9000円程度
恐らく2ヶ月検診の際に併せて接種したのではないでしょうか?
私のときは、2ヶ月検診の際にロタウィルスワクチン1本、他の予防接種3本の合計4本でした。
ちなみに1価のワクチンで一回15000円の2回で30000円でした。
生後6週から接種自体は可能なようですが、母子手帳等には生後14週+6日までが推奨されており、この理由として接種による反作用の腸重積症と言う腸閉塞の一種を起こしてしまう可能性がある為、起こりにくい年齢が14週+6日程度とである為に推奨されているようです。
予防接種を受ける際は、衣服を緩めてあげて本当の体温に近い状態を作ってあげましょう。
院内の中は温かいのでその温度と衣服を重ねた温度でうちの子は最初に37.7位あって2回位仰いで服を緩めてやっと受けさせてもらえました。
明らかに具合が悪かったり発熱による体温の上昇であれば先生に相談してからにしましょう。
それ以外にも、急性の重い病気にかかっていたり、服用する薬でアレルギー等の反応が出たとき、腸重積症になったことがある、等の場合にも必ず接種前に相談しましょう。
ロタウィルスの予防接種は医療控除外
予防接種の費用は医療費控除にすることは出来ません。
その年の1月1日から12月31日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記3参照)の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。
医療費控除の金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
(実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額)-(2)の金額
- (1) 保険金などで補填される金額
(例) 生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など
(注) 保険金などで補填される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。
- (2) 10万円
(注) その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額
国税庁さん No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)より
ロタウィルスの助成金が出る地域もあります。
希望する人のみが接種する予防接種ですが、一部地域の自治体では助成金を出してもらえる地域もあるので出来る限り接種する前に電話等で調べておくのがいいかもしれません。
宮城県亘理郡亘理町では、ロタウィルスの助成が設けられており、1回につき5,000円(助成は2回まで)
※助成額を超える分は自己負担となります。
山口県岩国市では、1価ウィルスワクチンは1回につき1,620円、5価値は1回につき、1回1,080円の自己負担金で接種が可能です。
ロタウィルスワクチン予防接種による副反応
ロタリックスの国内臨床試験の検証で接種後30日間に報告された主な副反応は、
ぐずり(7.3%)、下痢(3.5%)、咳・鼻水(3.3%)その他として、発熱、食欲不振、おう吐などが見られたそうです。
出荷総数931,346に対して腸重積症の報告数は40件(各国の副作用収集体制が異なるため単純な比較はできない)
ロタテックの国内臨床試験の検証で接種後14日間に報告された主な副反応は下痢(5.5%)、嘔吐(4.2%)、発熱(1.3%)が見られたようです。
出荷総数337,000に対して腸重積症の報告数は15件(各国の副作用収集体制が異なるため単純な比較はできない)
ロタウィルス予防接種後の母乳や粉ミルク お風呂は入れても良い?
ロタリックス接種前後に母乳等の摂取を制限する必要はないようです。
ロタテックに関しては、接種後に母乳を含む固形食及び流動食に関する制限はありませんとされています。
接種当日の入浴も差し支えありませんとされているようです。
但し、接種後は当然赤ちゃんの体内から便などを介してウィルスが排出されますので、おむつを交換したあとには手洗い後に次亜塩素酸ナトリウムを薄めた液体で手を洗うようにすると2次感染を防ぐことが出来るかと思います。
感染者の糞便は1グラムあたりで最大10兆以上のウイルス粒子を含み、100以下のウイルス粒子でも感染が成立する。
ロタウィルスを予防接種以外で防ぐには・・・?
ロタウイルスにはアルコールなどの消毒薬ではほぼ効き目がありません。
つまり、いつも通りのうがい手洗いだけではロタウィルスの予防は出来ないということです。
常に気をつけて処理をする事が一番ですが、せめて流行する3月から5月の一月前からはロタウィルス対策をするように心がけましょう。
オムツを処理する際は使い捨てのゴム手袋を着用し、ポリ袋などに入れましょう。
手洗いは2度洗いで一番汚れが落ちます、その後にノロキラーを手にかけて予防しましょう
(医師の指導の下、試してください。肌が弱い方はお止めください確実に手が荒れます。)
衣類やカーペットなどが吐瀉物で汚れてしまった際は、感染の拡大を直ちに防ぎましょう。
そこから感染が拡がってしまいます、ノロキラーを噴射して、吐瀉物を捨てる袋は新しいものを使い密封しましょう。
その後に更に汚染場所へノロキラーを噴射しあまりにも汚れが酷い場合は捨てたほうが早いかもしれません。
服やカーペット等洗濯しやすいものであれば、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)に漬け置き消毒を実施し、その後に他の洗濯物と分けて洗いましょう。
85度で1分以上で殺菌効果が高まるので、高温乾燥機やアイロンを使用するのもオススメです。
ノロキラーSは、私が妊娠前から部屋の掃除や、ペットのおもちゃなどの消毒に使用したい時に出会い購入した商品ですが、アルコール消毒と違い、次亜塩素酸水なのでアルコールよりも殺菌力が強くトイレ掃除からおもちゃの殺菌等にも使用できるのでオススメです。
400mlのタイプではすぐに無くなってしまうことと、近くのドラッグストアで販売しなくなったため、100均の霧吹きに4リットルタイプを購入して入れ替えて現在も愛用中です。
ドアノブやトイレの便座等気づかないだけで人が日常生活でベタベタ触っている部分は、ノロウィルスとロタウィルスの季節には要注意です。
ノロキラーで拭いてあげるとよいでしょう。
ちなみにノロキラーSの有効塩素濃度は充填時200ppmあり、これは、厚生労働省がノロウイルスの消毒に推奨している濃度ということでしたのでそのまま消毒したい箇所へ吹いて拭き取ることが出来るので希釈の必要性が無いので楽です。
自宅や施設内で吐瀉物が出た場合・・・
症状は通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度ふん便中に排泄され続けるので回復したからと言って油断は出来ません。
排泄物・おう吐物の処理を見つけたら、汚染場所から処理をする人以外は離れてください。
1・汚染処理をする人は使い捨て手袋、エプロン、マスクを着用します。
2・吐瀉物は使い捨ての雑巾や、吸いやすいペーパータオルで外側から内側へ拾い集めます。この際に汚染された面で何度も拭くと汚染拡大になるので同一面での拭き上げは控えましょう。
3・汚物を拾い終わったら使用した全てをビニール袋へ入れ、その中へ0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを入れ消毒します。濃度は特に気にしなくてもいいので時間がない場合は、キッチンハイター等をかけてあげてください。
ビニール袋はあくまで隔離させる為に使用するので間違っても通常のゴミ袋へ入れることはしないでください。
4・吐瀉物が付着していた床に対して多めに面積を取り、その面にも0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを要らない布やペーパータオルに染み込ませ浸すように床を拭いてください。
5・上記でエプロンやマスクなどを直ぐに着用できる環境は少ないと思います。服などで対応した場合は着用していた衣服を0.02%の次亜塩素酸ナトリウムに1時間程度浸してから洗濯をしてください。通常の洗濯物と一緒に洗濯は絶対にしないでください。カーペットなどの取りにくいものに関してはいっその事捨ててしまうのもいいかもしれないです。
85度以上の高温で1分以上でも殺菌効果があるので、私は最後にアイロンを当てて加熱殺菌しています。
6・吐瀉物の廃棄が終わったら滞留ウィルスを防ぐために窓を開けて換気しましょう。もちろん手を洗ってからです。
感染者との共有場所
感染者がいる場合共有する部屋が多いと思います。なるべく感染者を隔離してその部屋は定期的に換気をしましょう。
浴室内は、感染者へ最後に入ってもらうかシャワーにしてもらい浴槽にウィルスの滞留を防ぎましょう。
トイレは、便座が共有部分になります、ペーパータオル等に0.02%希釈した次亜塩素酸ナトリウムを染み込ませ、30分程度で拭き上げましょう。
●いずれの商品も漂白効果がありますので、色落ちにご注意下さい。
●ご使用の際には、十分な換気を行い、ご使用後は十分に水ですすいでください。
●金属製品、繊維製品では腐食や変色を起こす場合があります。
●希釈した液は、次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすくなっています。希釈液は保存せず、その都度つくるようにして下さい。
希釈次亜塩素酸ナトリウム水を作ろう
消毒時や汚染面の拭き取り用の希釈濃度は0.02%(200PPM)
汚物を廃棄する際の希釈濃度は0.1%(1000PPM)
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