定期予防接種 MR(風しん麻しん混合)ワクチンについて

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はしょはしょ

・地域によっては助成制度を使用して一部を負担してくれたり、全額無料でしてもらえることもある。

・子供が大好きだと思うなら、旦那も必ず抗体検査、予防接種を受けるべき

・ワクチン接種後に妊娠が分かっても、MRワクチン予防接種は人工中絶などを考慮する必要が無いとされている。

妊活から産後まで家族で要注意!風疹・麻疹(ふうしん・はしか)感染拡大

どちらのウィルスも大変感染力のある強いウィルスです。麻疹に関しては免疫がない場合ほぼ100%感染すると言われています。

お腹の中の赤ちゃんが風疹・麻疹に感染してしまうと、重度な障害が残って産まれる可能性が高くなる場合があります。

子供だけではなく、必ず大人も確認するようにしてください。

MR(風しん・麻しん混合)ワクチンとは・・・

風疹(ふうしん)・麻疹(はしか)を予防する生ワクチンです。

海外ではMMRワクチン(風疹・麻疹・おたふく)も使用する場合もあるようですが、2018年現在では未承認のため日本では使用することが出来ません。

MRワクチン・水疱瘡ワクチン・おたふくかぜワクチンは同時接種が可能なようです。医療機関によっては見解が異なるため同時接種が出来ない場合があります。

参考:KNOW★VPDさんHP 日本の子どもが接種するワクチンより

対象目安年齢

子供の場合は、一回目を1歳から2歳までの間に、二回目は、5歳から7歳までが定期接種の推奨期間になるため、期日内で接種するのが望ましいとされています。

集団行動をするようになると子供がどんどん保菌して家へ持ってくることが多くなるので、一回目は1歳の誕生日を目安に、二回目もなるべくは就学前に接種させてあげたいところです。

1回の予防接種で約95%の方が免疫を獲得し、2回の予防接種を受けることで、免疫を獲得することがより確実(約99%)とされているので1回で終わらずに2回受けるようにしましょう。

大人の場合は、任意での接種になるため推奨期間は特に設けられていません。

しかし、妊活を予定しているパートーナー及び、その周りの家族がいるのであれば抗体検査を受け、是非予防接種を受けていただきたいです。

妊活中・妊娠中の場合は、妊活中の場合は予防接種を受けることが出来ますが、予防接種を接種してから2ヶ月程度は避妊するようにしなければなりません。理由としては、生ワクチンはウィルスや細菌を弱らせて接種しているので不活化のように感染能力が無い訳ではないのです。そのため、免疫が無い女性が体内のウィルスが入った状態で妊娠した場合、赤ちゃんに感染してしまい先天性風疹・麻疹症候群になるのを防ぐための期間というわけです。

風疹や麻疹のワクチンを接種して無事に免疫がお母さんについた場合、抗体が赤ちゃんにも移行するため生後6ヶ月程度までは感染を防ぐことが出来ます。

妊娠中の場合は、予防接種を受けることが上記の理由などにより、予防接種を受けることが出来ません。

その中で免疫の値が低いとされた場合には、極力は家から出ないように感染を防ぐしか方法はありません。

万が一、妊娠していることを知らずにMR混合ワクチン接種をしてしまった場合には、先天性風疹症候群の懸念があると思われますが、世界的にみてもこれまでにワクチンによる先天性風疹症候群の発生報告はなく、その可能性は否定されているわけではありませんが、人工中絶等を考慮する必要はないと考えられます。とされているようです。

出典:妊娠中に風疹含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、風しんワクチン)を誤って接種した場合の対応について より

また、妊娠中にも関わらず、旦那やその周辺の家族が風疹・麻疹のワクチンを打ってきた場合に関しても影響は無いとされているようです。

風しんウイルス感染は飛沫感染で感染してから2〜3週間の潜伏期間があり、その後、発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状が出て発症します。不顕性感染も15〜30%あります。発症する1週間くらい前、すなわち、感染して7〜10日頃よりウイルスは体内で非常に増加して気道の分泌物中に存在し、この時期くらいから他人へ飛沫感染する可能性が出ます。

なお、妊娠中に母体が感染しても、すべて胎児へ垂直感染するとは限らず、さらに、胎児が感染してもいわゆる先天性風しん症候群と呼ばれる胎児の奇形が出るとはかぎりません。もっとも奇形が出やすいのは、妊娠初期(妊娠4〜8週くらい)の感染ですが、その後は頻度も減り、奇形の種類も異なり、軽くなります。

今回、ご主人は風しんワクチンを接種したのであり、通常の風しんウイルスに感染したのではありません。風しんワクチンは弱毒生ワクチンであるため、ワクチンウイルスによって自分自身に風しんを発症させることはまれで、かつ感染症状もごく軽いことが知られています。体内でのウイルス増殖は限られたもので、他人に感染を起こさせることはほとんど考えられません。ましてワクチン接種2日目では、ワクチンウイルスはまだ体内でほとんど増殖していません。

妊娠初期の女性への風しんワクチン接種は控えるようにとされており、接種後2か月間は避妊するように指導されています。万一、妊娠初期に風しんワクチンを接種したとしても、そのため胎児に障害が出たという報告はこれまで世界的にもありませんので、妊娠を中断する理由にはならないとされています。

出典:赤ちゃん&子育てインフォさんHP 妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など) より

予防接種にかかる費用

子供の場合は、定期予防接種期間内であれば、公費での予防接種が可能なため無料です。(一部では自己負担金が必要な地域もあるようです。)

大人の場合は、任意での予防接種となるため、抗体検査及びワクチン接種は自己負担が基本です。(抗体検査が5千円程度、MR混合ワクチンで一人1万円程度)

ただし、地域によっては子供を守るために国や地域で助成制度が設けられており、無料で抗体検査・予防接種を受けることが可能な場合があります。

仙台市の場合は、特定の対象者の抗体検査が無料で受けることが出来、なおかつ特定の対象者(男性のみ)は風疹・麻疹の予防接種を無料で受けることが出来ます。

出典:仙台市さんHP 風しん抗体検査を無料で実施しています 、風しんの抗体検査・予防接種を無料で実施します(成人男性)

風しん・麻しん主な感染経路

風しん・・・風しんウイルス(rubella virus)が病原体で罹患した人のくしゃみや咳などによる飛沫したウィルスを吸い込むことで感染する、飛沫感染が主な発症原因で、それ以外にもウィルスに付着した手で口、鼻に触ることで感染する接触感染もあります。厚労省の話では、免疫が無い集団の場合一人の風疹患者から5~7人にうつすと言われています。

麻しん・・・麻しんウイルス(measles virus)が病原体で罹患した人のくしゃみや咳などによる飛沫したウィルスを吸い込むことで感染する、飛沫感染が主な発症原因で、それ以外にもウィルスに付着した手で口、鼻に触ることで感染する接触感染もあります。厚労省の話では、免疫が無い集団の場合一人の風疹患者から5~7人にうつすと言われています。

風しん・麻しんに感染した時の症状

妊婦、妊娠20週頃まで(とくに、妊娠初期)の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性があります。

風疹・・・感染から通常2~3週間の潜伏期間を経て発症、多い順に発疹1,314 人(99%)発熱(88%)リンパ節腫脹 762 人(57%)、結膜充血 634 人(48%)、咳 332 人(25%)、関節痛・関節炎 309 人(23%)鼻汁 305 人(23%)、血小板減少性紫斑病 4 人0.3%)、脳炎 1 人(0.1%)などの症状が出る。(出典:風疹流行に関する緊急情報:2019 年 4 月 24 日現在)

発熱、関節炎などに対しては解熱鎮痛剤が用いられるが、特異的な治療法はなく、症状を和らげる対症療法のみとされているため、予防接種での予防のみとなります。

麻疹・・・

<前駆期(カタル期)>
感染後に潜伏期10~12日を経て発症する。38 ℃前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感があり、小児では不機嫌となり、上気道炎症状(咳嗽、鼻漏、咽頭痛)と結膜炎症状(結膜充血、眼脂、羞明)が現れ、次第に増強する。
乳幼児では8~30%に消化器症状として下痢、腹痛を伴う(11,12)。発疹出現の1~2 日前頃に頬粘膜の臼歯対面に、やや隆起し紅暈に囲まれた約1mm 径の白色小斑点(コプリック斑)(写真1)が出現する。コプリック斑は診断的価値があるが届出基準には含まれない。発疹出現後2日目の終わりまでに急速に消失する。また、口腔粘膜は発赤し、口蓋部には粘膜疹がみられ、しばしば溢血斑を伴うこともある。

<発疹期>
カタル期での発熱が1℃程度下降した後、半日くらいのうちに再び高熱(多くは39.5 ℃以上)が出るとともに(2峰性発熱)、特有の発疹(写真2)が耳後部、頚部、前額部より出現し、翌日には顔面、体幹部、上腕におよび、2日後には四肢末端にまでおよぶ。発疹が全身に広がるまで、発熱(39.5℃以上)が3~4日間続く。発疹ははじめ鮮紅色扁平であるが、まもなく皮膚面より隆起し、融合して不整形斑状(斑丘疹)となる。指圧によって退色し、一部には健常皮膚面を残す。発疹は次いで暗赤色となり、出現順序に従って退色する。発疹期にはカタル症状は一層強くなり、特有の麻疹様顔貌を呈する。

<回復期>
発疹出現後3~4日間続いた発熱も回復期に入ると解熱し、全身状態、活力が改善してくる。発疹は退色し、色素沈着がしばらく残り、僅かの糠様落屑がある。カタル症状も次第に軽快する。
合併症のないかぎり7~10日後には回復する。患者の気道からのウイルス分離は、前駆期(カタル期)の発熱時に始まり、第5~6発疹日以後(発疹の色素沈着以後)は検出されない。この間に感染力をもつことになるが、カタル期が最も強い。

出典:NIID国立感染研究所さんHP 麻疹とは より

また、上記の症状とは別に下記等の合併症を起こす可能性もあります。

肺炎・中枢神経合併症・中耳炎・心筋炎・脳炎・

MR(風しん麻しん混合)ワクチンと反作用

麻疹ワクチンの副反応としては、接種後5日から10日くらいに発熱することがあります。また、このとき発疹を伴うこともあります。これは軽い麻疹になったと思って頂いて結構です。他人に麻疹をうつす心配はありません。通常は元気も良く、1日から長くとも2日で解熱します。元気がなくなったり、熱が3日以上続く時は、違う病気が考えられますので必ず受診してください。

風疹ワクチンの副作用としては発熱、発疹、リンパ節腫脹、関節痛などが認められることがあります。
まれな副反応としてはショック、アナフィラキシー症状、急性血小板減少性紫斑病(100万人接種あたり1人程度)、脳炎(100万人接種あたり1人以下)が見られることあると言われていますが、これらは麻疹、風疹それぞれの単独接種の際にみられたもので、MRワクチンではいまだ報告されていません。

出典:つだ小児科クリニックさんHP MRワクチン 副反応より

実際にちっちのMRワクチン接種後の経過としては、ワクチン接種から丁度10日後に接種部分が赤く腫れた事に気づき、熱っぽかったので体温を測ると38.7度でした。

追記5/27 接種してから10日後に発熱しましたが、1日で発熱が収まったので無事快方に向かいました。

体温に関しては接種の反作用かは断定できませんが、接種部分の腫れに関しては反作用かと思われます。

因みに接種したワクチンは、武田薬品工業株式会社さんの『タケダ』です。

副反応
本剤の臨床試験1)では、327例中111例(33.9%)に副反応が認められている。健康児に本剤を接種すると、接種直後から翌日に過敏症状として、発疹(0.6%)、発熱(0.9%)、瘙痒(0.3%)等がみられた。接種後5~14日を中心として20%程度に37.5℃以上、3%程度に39℃以上の発熱がみられ、また10%程度に発疹がみられた。また、不機嫌(4.9%)、食欲不振(3.4%)、咳(2.8%)、鼻汁(3.1%)、眼脂(0.9%)等の症状を認めた。これらの症状は、いずれも通常、1~3日で消失した。接種直後から翌日に発赤(2.1%)、腫脹(0.3%)、硬結(0.9%)等が接種部位にみられた。これらの症状は接種後2~14日の間にも発現した。局所のリンパ節の腫脹(1.2%)を認めた。これらの症状はいずれも一過性で通常数日中に消失した。詳細については臨床成績を参照。
使用成績調査(再審査終了時):1回目接種症例3,369例中、接種後に1,184例(35.1%)の副反応が認められた。その主なものは発熱638例(18.9%)、鼻汁436例(12.9%)、発疹318例(9.4%)、咳308例(9.1%)、下痢178例(5.3%)、注射部位発赤141例(4.2%)、不機嫌132例(3.9%)、嘔吐84例(2.5%)、注射部位硬結58例(1.7%)、注射部位腫脹57例(1.7%)、食欲減退37例(1.1%)であった。2回目接種症例3,225例中、接種後に590例(18.3%)の副反応が認められた。その主なものは注射部位発赤214例(6.6%)、発熱162例(5.0%)、鼻汁127例(3.9%)、咳123例(3.8%)、注射部位腫
脹122例(3.8%)、注射部位硬結113例(3.5%)、発疹57例(1.8%)、頭痛35例(1.1%)であった。

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン 副反応より

MRワクチンと同時接種の懸念

他の記事でも記載させていただいておりますが、1歳になった時期には風疹・麻疹の予防接種の他に、水疱瘡・おたふくの予防接種も控えています。

全て生ワクチンなので原則的には全て同時に接種することが可能ですが、今回は敢えてMRのみに最初に接種して、次回おたふくと水疱瘡を同時に接種しようと考えていましたが、当日に他の方が同時接種を出来るか聞いていたのを耳にしたところ私が行きつけで見てもらっている大病院は同時接種はしていないとのことでした。

となってくると定期接種の期限内で接種をするとなると間をおよそ1ヶ月空けることになるのでMRを射ったあとに1ヶ月後に水疱瘡、更に一ヶ月後におたふくなんてことをやってると期間内で終わるのかなと心配・・・

 

※私は医療従事者ではありません、適切な見解などに関しては事前に医療従事者へ確認の上行動を取るようにお願い致します。

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