フォローアップミルクは飲む必要が無い?離乳のタイミング

卒乳するまでの間授乳はどうしていますか?
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皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回はちっちが間もなくフォローアップミルクの推奨年齢になりそうだったので、フォローアップミルクに切り替える事について自分なりに考察してみました。

粉ミルクとフォローアップミルクの違い

出生から使用している粉ミルクは、母乳が足りないときや与えられないときに、母乳の代わりに代用できるミルクを指し、フォローアップミルクは、離乳食が始まる生後6か月~2歳時の食事摂取基準を充足するいわば栄養補助ミルクになります。

大きな違いとしてもう1つが調乳温度です。

粉ミルクは70度程度を推奨されてきていましたが、フォローアップミルクの調乳は50度程度でも調乳が可能になっています。

何故フォローアップミルクが開発されたのか

乳幼児鉄欠乏性貧血が大きく関係しています。

乳幼児鉄欠乏性貧血とは、簡単に言えば体内の鉄分が少ないことにより血を作れずに貧血になってしまいます。

鉄分が体内で欠乏することにより、成長期の発達に大きく影響したり、せっかく栄養のある食事を摂取しても体内で栄養の吸収効率が落ちてしまい更に貧血になってしまう悪循環を起こしてしまう場合もあります。

幼児期早期(6~24ヶ月)は出生時に貯蔵している鉄も消耗され0に等しい状態になってくるため、特に体内の鉄分が欠乏しがちな為、子供のためにも気をつけてあげなければなりません。

貧血の症状はとても分かりづらく血液検査などをしなければ欠乏性貧血だと分からないケースもあるようです。

とりあえず各成分を比較してみる

成分表記の一部を省略させていただいております。

そこまで言うほど粉ミルクとフォローアップミルクの栄養成分はおろか、牛乳と比較してもそこまでそれぞれに大差が無いようなデータになりました。

1日の目安になる摂取基準量に対して数値が分かり辛いので100mlではなく、粉末サプリ入り牛乳、牛乳、フォローアップミルク、粉ミルクを400mlで計算してみます。(表中は100mlの記載がありますが400mlです)

1日に必要な摂取基準量は大人でも日常の食生活で補うことは大変難しいと判断して、私自身もサプリメントや青汁の粉末を使用して補えるように努力しています。

1歳から使用できるフルーツ青汁サプリもあったのですが、こちらの粉末サプリの方が見たところ成分量が多かったので今のところはこちらのサプリを併用した牛乳を飲ませようか検討している段階です。

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粉ミルクだけ飲ませてれば栄養が確保できている頃とは違い、離乳食が始まったとしても咀嚼や消化器官が未熟なために対した栄養が補給できない可能性や、放射線の影響などにより食品の選別等をしていればますます摂取基準量を効率よく取ることが難しくなってきますね。

離乳食開始は6ヶ月、フォローアップミルクは9ヶ月から

取り敢えず栄養を抜きにして考えた場合に一番悩むのは、何を何歳まで飲ませるのが正しい(限りなく正解)のか、これが一番不安要素です。

母子手帳や、市の講習会などでは早期にフォローアップミルクに切り替えることを推奨されてしまう事もあるようですが、絶対的な根拠が無いので結果的には親の判断に委ねられているのが現状です。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、生後9ヶ月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に使用する牛乳・乳製品のかわりに育児用ミルクを使用する等工夫する。フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。

と記載があります。

出典:厚生労働省さん「授乳・離乳の支援ガイド」より

2006年4月に発行された補完食に関してはWHOのガイドラインを参考に書かれたものです。

赤ちゃんが成長し、より活発になるにつれて、母乳のみでは子どもの栄養必要量を満たせない月齢に達します。ですから補完食は、母乳から供給される栄養量と子どもの栄養必要量との「差」を満たすために必要となるのです。と記載があり一分内容に、

2年かそれ以上、母乳を与えましょう。

補完食を開始しても、以前と同じように子どもが欲しがる度に授乳は続けましょう。授乳時間の長さも以前と同じように続けましょう。

出典:補完食母乳で育っている子どもの家庭の食事より

上記のデータの通り、6ヶ月から必ずしも離乳食をスタートする必要性も無く、9ヶ月からフォローアップミルクを飲む必要性もないという事です。

世界規模で見ても、2歳までは母乳を与えましょう。とあり世界の卒乳時期の平均は4.2歳ということだったので急ぐ必要性は無いのではないかと考えられます。

ただし生後約6か月以降は、上記の図を見ても分かる通り、出生時当初の貯蔵鉄はもはや存在していな可能性が高いため、母乳や粉ミルク、離乳食を用いて不足している鉄分を補わなければなりません。

この差分を埋める事が出来ない場合は、貧血リスクがより上がってしまうと考えられます。

母乳・粉ミルク・フォロミ・牛乳の吸収効率を考える

上記のデータを参考にするのであれば、早くとも現状2歳まで母乳を与えることは何ら問題ないということが分かりました。

母乳に含まれている鉄分量は乳児用粉ミルクや、フォローアップミルク、牛乳等に含まれている量と比べ、大変少ない数値です。

しかし、吸収効率の観点から見た時には母乳の鉄分の吸収率は50%程度が赤ちゃんに吸収され栄養になるとされていて、牛乳や人工乳の吸収率に関しては5%~10%程度しか吸収されない為、成分表の数値だけを見て1日の摂取基準に達しているかの判断をすることは大変難しいということが分かりました。

特に牛乳に関しては、数値上では鉄分やカルシウムが豊富に入っていますが、牛乳の早期開始や大量摂取により鉄欠乏性貧血と低蛋白血症を引き起こしてしまう可能性があることを視野に入れた場合には、牛乳を使用するのも得策ではないのかもしれません。

それだけではなく、牛乳やフォローアップミルクの成分自体が赤ちゃんの未熟な体には負担が大きいとされているようで内臓への負担も考えられます。

母乳に関しては、母親が積極的に鉄分を日常生活で摂取することにより子供に豊富な鉄分を与えることが出来ると思いますが、

子供が母乳を嫌って飲まない場合や、どうしても母乳が出ない状態の場合には当然に人工乳の使用が前提になった場合、鉄分の吸収効率が5%以下とされている為、フォローアップミルクや牛乳を使用せずにいかに栄養を摂取させてあげれるかが課題になってくると考えられます。

粉ミルクだけで1日に必要な栄養はとれるのか?

一概にどのサイトを見てもフォローアップミルクは不要だ。母乳を求められるだけ与えろ。と言われても母乳を飲んでくれない子供でも元気よく育ってもらえるように栄養を与えるには、母乳の代わりに粉ミルクを従来どおり代用し、足りない部分に関しては離乳食で補わなければならないと思います。

ちょうど離乳食開始時期は遊び程度で殆ど離乳食からの栄養は摂れていないと推測し、母乳・粉ミルクを1日600~800ml飲んだと仮定して摂取基準値と値を比較してみたいと思います。摂取基準値はあくまで1日の推奨量、または目安量になっています。

日本人の食事摂取基準(2015年版)

1日の推奨量 1日の推奨量
約800ml 13%で計算 摂取基準(1~2歳)男子 摂取基準(1~2歳)女子
母乳 すこやかM1
熱量(kcal) 564.16 534.56
タンパク質(g) 8.2 12.168 20 20
脂質(g) 35.424 28.912
炭水化物(g) 55.76 57.72
ナトリウム(mg) 137.104 156 1181mg以下 食塩相当量3g以下
ビタミンA(μg) 564.16 468 400mcg 350mcg
ビタミンB1(mg) 微量 0.416 0.5mg 0.5mg
ビタミンB2(mg) 0.328 0.832 0.6mg 0.5mg
ビタミンB6(μg) 微量 0.416 0.5mg 0.5mg
ビタミンB12(μg) 0.328 1.56 0.9mcg 0.9mcg
ビタミンC(mg) 40.344 62.4 35mg 35mg
ビタミンD(μg) 10.5944 9.672 2mcg 2mcg
ビタミンE(αトコフェロール)(mg) 0.656 4.056 3.5mg 3.5mg
ビタミンK(μg) 2.296 32.24 60mcg 60mcg
ナイアシン(mg) 1.312 5.2 5mg 5mg
パントテン酸(mg) 1.64 4.16 3mg 3mg
葉酸(μg) 40.344 104 90mcg 90mcg
ビオチン(μg) 0 15.6 20mcg 20mcg
カルシウム(mg) 258.136 364 450mg 400mg
リン(mg) 112.832 208 500mg 500mg
鉄(mg) 0.328 6.448 4.5mg 4.5mg
カリウム(mg) 410 520 900mg 800mg
マグネシウム(mg) 24.272 38.48 70mg 70mg
銅(μg) 0.328 0.32448 0.3mg 0.3mg
亜鉛(mg) 1.312 3.12 3mg 3mg
セレン(μg) 14.432 6.448 10mcg 10mcg
βカロテン 0 41.6
シスチン 0 218.4
タウリン(mg) 0 27.04
リノール酸 0 4.68
αリノレン酸 0 0.624
ドコサヘキサエン酸(DHA)(mg) 0 72.8
リン脂質 0 239.2
ヌクレオチド 0 13
リボ核酸(RNA) 0 14.56
ガラクトシルラクトース 0 2.6
シアル酸 0 200.72
ガングリオシド 0 10.712
スフィンゴミエリン 0 64.48
コリン(mg) 129.232 72.8
イノシトール 0 62.4
塩素 0 322.4
灰分 0 2.288
水分 0 2.912
アラキドン酸(ARA)(g) 0 0
コレステロール 0 0
フラクトオリゴ糖 0 0
αラクトアルブミン 0 0
βラクトグロブリン 0 0
ラクトアドヘリン 0 0
カルニチン(Lカルニチン含む) 0 0
オリゴ糖 0 0
ラクトフェリン 0 0
ヨウ素 0 0 50mcg 50mcg
マンガン 328 0 1.5mg 1.5mg
ラクチュロース 0 0
ラフィノース 0 0
ガラクトオリゴ糖 0 0
アルギニン 0 0
メチオニン 0 0
ショ糖 0 0
糖質 0 0
食物繊維としてローカストビーンガム 0 0

摂取基準量はあくまで目安なのでなかなか全ての基準値を摂取することは大人でも難しいですが、赤ちゃんの栄養の全てである母乳や粉ミルクを飲むことである程度の栄養は吸収率等を加味しないで数値だけを見た場合摂取出来ているようです。

現時点でざっと見て、不足している栄養成分と経過段階による離乳食から得られる栄養成分を補えるか考えてみました。

離乳食の経過段階は子供によっては大きく異なってくると思いますのでちっちの基準と目安で比較しています。

・生後4ヶ月~6ヶ月(1日1回)
10倍粥からスタートするように遊び程度なので栄養はほぼ0です。
因みに10倍粥は質のない離乳食なので粉ミルクを疎かにしてまで10倍粥を与える必要は無いです。

あくまで離乳食に慣れる為のお菓子と思っています。
母乳や粉ミルクのカロリーは100mlあたりおよそ60カロリーとした場合、100gあたりのお米を10倍粥で食べさせた場合は35カロリー程度しか無く、ようやく5倍粥で70カロリー程度です。
水を増した食べやすくはなりますが、全てが薄まってしまいます。
文部科学省さん 第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版)より

・生後7ヶ月~8ヶ月頃(1日2回)
実際に2回やってみるものの、粉ミルクと麦茶のタイミングを併せて大変難しい状態で苦労しました。
そしてこの頃に謎の離乳食断固拒否運動が始まり離乳食を一旦止めてハイハインを与えて様子を見ることに。
この年月でも同様に、栄養を完全に摂取するとなると、粉ミルクは規定量を必ず与えて尚且2回の離乳食で不足分の栄養を摂取出来る容量と摂取できる食べ物となると恐らく内蔵負担は相当なものになります。
よってこの年月でも遊び程度であると考え特にきっちり離乳食は与えずに噛むことや飲むことを教える程度にしました。

・生後9ヶ月~
間もなく9ヶ月目に入ろうとしていますが、そろそろある程度の硬さを歯で潰せるようにもなってきたので離乳食を本格的に再開しようと考えています。
最近になって粉ミルクを作る量も1回で220mlと多くなってきたので不足分を離乳食から摂取するにはちょうどいいのかもしれません。

たんぱく質・・・白身魚・鶏・豚・牛・豆腐・納豆・卵・乳製品

不足分が8gとなっていますが、特に1歳未満の未熟な内臓でたんぱく質を上手に消化することは出来ず、逆に過剰に摂取させた場合内蔵負担が激しいので私は摂取基準値の7~8割の範囲内を摂取していれば取り敢えずは問題ないと勝手に判断しています。

魚や肉の産地から水銀やPM2.5、放射性物質を上辺だけで判断すれば豆腐や納豆等が安全圏かなと判断し、豆腐が一番食べさせやすいかなと考えています。
絹豆腐よりは木綿豆腐の方がたんぱく質が僅かに多く含まれていますが、子供の食べさせやすさを優先に考えたほうがいいかもしれません。

100gあたり、絹豆腐(4.9g)木綿豆腐(6.6g)と計算しています。

不足分の8gを摂取するには調理方法にもよりますが単純に100g程度摂取する必要があります。

文部科学省さん 食品データベースより引用

カルシウム・・・牛乳、小魚、海藻、大豆

不足分が若干ありますがこちらも特に著しく不足しているわけではないので気にかける必要はないかなと思っています。
牛乳や海産物に関しては摂取をさせることが難しいため、やはりここでも大豆関係が一番好ましいでしょう。

木綿豆腐100gあたり、86mgのカルシウムが含まれています。

リン・・・牛乳、小魚、海藻、大豆

リンに関しては、魚などに多く含まれている為なかなか摂取が難しいと考え、同様に木綿豆腐から摂取しようと考えました。

食べるものが限られている子供の頃は特に注意する必要はありませんが、加工食品や清涼飲料水などの酸味の素として使用されていることがあげられているように、摂取不足よりも過剰な摂取を気をつけなければならない為注意が必要です。

木綿豆腐100g中に含まれるリンの含有量は、110mgと大変豊富に含まれています。

鉄・・・レバーをはじめ、魚介類、大豆、野菜、海藻など

今回一番重要視されている鉄分補給です。

レバーや海産物での摂取はなかなか難しいと考え、大豆・野菜から補給できるようにしています。

ただし鉄分には2種類あり、それぞれ吸収率が異なります。

吸収効率がおよそ25%と高い数字のヘム鉄はやはりレバーや魚、肉などで、

吸収効率が5%程度と低い非ヘム鉄は、貝類や、ほうれん草、ひじきなどが挙げられます。

ただでさえ吸収率の低い非ヘム鉄を上手に摂取するには卵、乳製品などの動物性たんぱく質と一緒に摂取することで吸収効率を促進することが出来ます。

注目した鉄分が含まれている食品

きな粉・・・100g中 7.9mg

木綿豆腐・・・100g中 0.9mg

納豆・・・100g中 3.3mg

小松菜・・・100g中 2.7mg

胃の大きさを考え負担の少ない食生活を考える

胃の容量は、
新生児 34ml
1か月 90ml
1歳 295ml
2歳 500ml
成人 1200~1400ml

WHO(世界保健機構)のガイドラインでは、子どもの食事量について以下のように書かれています。

「子どもが一度に食べられる量は、子どもの胃の大きさや容量に依存し、通常は子どもの体重1kgあたり30ml程度。体重が8kgの子どもならば胃の容量は240mlであり、それ以上は一度に食べられないと考えるべきである。」

食事摂取基準に記載がる日本人の平均的な体位である参照体重は、

・0~5(月)6.3kg

・6~8(月)8.4kg

・9~11(月)9.1kg

・1~2(歳)11.5kg

・3~5(歳)16.5kg

胃の容量は

・0~5(月)189ml

・6~8(月)250ml

・9~11(月)270ml

・1~2(歳)345ml

・3~5(歳)500ml

ということになります。

もちろん、母乳や育児用のミルクの摂取量も、胃の大きさに依存しているため、体が大きくなるにつれてミルクを飲むことができる量が増え、離乳食開始時期には1回に200mlぐらいを飲むことができるようになります。

出典:admさん 子供の胃の大きさと1回の食事量・子どもが一度に食べられる量はどれくらいか!より

小さな赤ちゃんの胃に対して入れれる容量は決まっている為、水っぽくしすぎてしまえばそれだけでお腹がいっぱいになってしまうため、十分な栄養補給が更に難しくなってしまいます。

250ml程度の胃では離乳食をしっかり与えたとしても粉ミルク以下の栄養しか摂取出来ません。

それであれば粉ミルクを主体としてしっかりまずはベースとなる栄養を補給させて、離乳食で不足している、またはもう少し摂取させてあげたい栄養を低用量で摂取させてあげるのがいいのかなと考えています。

胃の大きさがある程度大きくなる1歳を目安に本格的な離乳食を開始させ、離乳食をベースにサブで不足分を粉ミルクから摂取出来るようになるのが一番望ましいのかなと考えています。

 

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