妊活から産後まで家族で要注意!風疹・麻疹(ふうしん・はしか)感染拡大

10連休という休みがやっと終わりましたが、子育ては休みがありません。

ちっちも風疹麻疹の予防接種だったり二人目のチャレンジを・・・と思っている矢先でこれですからね・・・

長期休暇で海外へ旅行へ行った方もたくさんいると思いますが、NIID国立感染症研究所さんの資料によると風疹・麻疹の感染が拡大してしまっているようです。

更に大型連休による混雑した感染しやすい場所への滞在や、海外旅行から帰った際に持ち込んでしまう『輸入感染』も含めると、今から更に拡大すると考えられます。

妊娠 20 週頃までの妊婦が麻疹・風疹ウイルスに感染してしまうと、お腹の中にいる赤ちゃんにも麻疹・風疹ウイルスが感染してしまい、高度難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れ等に障害が出る先天性風疹症候群を発症した赤ちゃんが生まれる場合があります。

悲惨なことに妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受ける事が出来ず、なおかつワクチン接種後は 2 か月間妊娠を避ける必要があることから、出産日を前もってある程度計画している方などは妊娠前に 2 回の風疹含有ワクチンを受けておくこと!そして妊婦以上に家族内でワクチン接種を忘れずに!

先天性風しん症候群(CRS)の報告(2019年5月13日現在)

診断週 報告
都道府県
感染地域
性別 母親のワクチン
接種歴
母親の妊娠中の風しん罹患歴
2013年
(n=32)
2週 大阪府 大阪府 あり
10週 愛知県 愛知県 あり
12週 東京都 東京都 あり
16週 神奈川県 神奈川県 あり
16週 愛知県 愛知県 不明
23週 東京都 神奈川県 不明 不明
25週 東京都 東京都 不明 あり
27週 千葉県 千葉県 不明 あり
30週 東京都 埼玉県 不明 あり
32週 東京都 東京都 あり
32週 東京都 東京都 あり
34週 東京都 東京都 あり(平成4年:MMR)
34週 東京都 神奈川県 不明
37週 大阪府 大阪府 不明 あり
39週 埼玉県 埼玉県 不明 不明
40週 大阪府 大阪府 あり
41週 東京都 東京都 不明 あり
43週 東京都 東京都 不明 あり
43週 東京都 東京都 あり
44週 埼玉県 埼玉県 あり(年不明:種類不明) あり
44週 三重県 大阪府 あり
44週 大阪府 大阪府 不明 あり
45週 和歌山県 和歌山県 あり(平成12年:風疹単抗原) 不明
45週 大阪府 大阪府 不明 あり
45週 東京都 不明 あり(平成21年:種類不明) 不明
48週 神奈川県 神奈川県 あり
49週 和歌山県 和歌山県 あり(平成19年:風疹単抗原) 不明
49週 三重県 三重県 あり(平成10年:風疹単抗原)
49週 東京都 東京都 不明 あり
51週 栃木県 埼玉県 不明 不明
52週 神奈川県 神奈川県 不明 あり
52週 埼玉県 埼玉県 不明 あり
2014年
(n=9)
2週 福島県 福島県 あり
2週 東京都 東京都 不明 あり
2週 島根県 島根県 不明
2週 兵庫県 兵庫県 不明 不明
3週 東京都 神奈川県 不明 あり
7週 大阪府 大阪府 あり(平成元年:MMR) あり
8週 東京都 東京都 あり(13歳:風疹単抗原) あり
12週 新潟県 千葉県 あり(平成3年:MMR) 不明
40週 千葉県 千葉県 あり
2019年
(n=2)
4週 埼玉県 埼玉県 あり(回数不明、接種日不明、種類不明) 不明
17週 東京都 東京都 不明 不明

出典:NIID国立感染症研究所さんHP 先天性風しん症候群(CRS)の報告(2019年1月30日現在)より

子供を守るのは女性だけではありません、むしろ周りが守ってあげるべきです!

風疹の推定感染源に関しては、会社員が全体の36%を占め、感染率に関しては、女性と比較して約3.8倍男性の感染率が多いです。(男性 1,052 人、女性 279 人)

特に 30~40 代の男性に多く(男性全体の 61%)特に妊娠出産年齢である 20~30 代に多い(女性全体の 65%)

感染拡大の状況

風疹(ふうしん)

⾵しん累積報告数の推移 2013〜2019年(2019/6/5時点)

2013 年 14,344人/32人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2014 年 319人/9人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2015 年 163人/0人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2016 年 126人/0人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2017 年 91人/0人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2018 年 2,917人/0人(同年の先天性風疹症候群発症数)
2019 年 1,658人/2人(同年の先天性風疹症候群発症数)

大流行した2013年には胎児の週数が最大で52週までと大きく幅がありましたが、2014年には過半数の先天性風疹症候群患者は週数が、2週~12週と小さい頃に羅患してしまっています。

2019年都道府県別風疹累積報告数の一部

東京都 570人
神奈川県 205人
千葉県 144人
大阪府 117 人
埼玉県 129人
福岡県 80 人
兵庫県 42 人
愛知県 45人
広島県 28 人
北海道 26 人
宮城県 2 人

やはり密集している地域で多く発症していることが数値から分かります。

年齢別風疹累積報告数

年齢 男(1052人中) 女(279人中)
0歳歳 2.79人(1%)
1歳~4歳 10.52人(1%)
5歳~9歳 2.79人(1%)
10歳~14歳 10.52人(1%) 5.58人(2%)
15歳~19歳 21人(2%) 25.11人(9%)
20歳~29歳 199.8人(19%) 92.07人(33%)
30歳~39歳 273人(26%) 86.49人(31%)
40歳~49歳 368人(35%) 33.48人(12%)
50歳以上 168人(16%) 30.69人(11%)

男性の羅患率が女性に比べて3.8倍多いのには驚きました。

特に20代~40代までの羅患数が多いことから見て、やはり就職率を男性と女性で比較した際に集団感染しそうな場所にいる人ほど持ってきてしまうのかもしれません。

女性としても、20歳~40歳にかけても多いため、妊娠出産を控えている場合に関しては十分に注意が必要と考えられます。

麻疹(はしか)

麻疹累積報告数の推移 2013〜2019年(2019/4/24 6/5時点

2013 年 229人
2014 年 462人
2015 年 35人
2016 年 165人
2017 年 186人
2018 年 282人
2019 年 422人590人

都道府県別麻疹累積報告数

大阪 127人
三重県 53人
東京都 53人
愛知県 34人
兵庫県 25人
神奈川県 24人
埼玉県 14人
千葉県 14人
茨城県 10人
和歌山県 9人
京都府 8人

羅患した方の過去の予防接種の有無についての統計が、

422人中、

不明160人

2回接種53人

1回接種86人

接種なし123人

年齢別の累積麻疹報告者数が、422人中

0歳~6歳 422人中 53人 全体の13%
7歳~12歳 422人中 18人 全体の4%
13歳~16歳 422人中 33人 全体の8%
17歳~19歳 422人中 36人 全体の9%
20歳~29歳 422人中 118人 全体の28%
30歳~39歳 422人中 103人 全体の24%
40歳~49歳 422人中 51人 全体の12%
50歳以上 422人中 10人 全体の2%

風疹・麻疹から身を護るには

飛沫感染によって羅患する為、自己で予防するにも限界があります。さすがに丸一日外に出ないわけにも行かないですし、幼稚園や学校、仕事があれば当然外に出なければいけません。

実際にいざ自分が妊活を始めていなければ私自身もここまで敏感に意識はしていなかったかもしれません。

ただ、こうして子供が生まれることや子供を授かること自体が神秘的な事なんだなと少しだけ理解出来たことと、何よりちっちが大好きなので守ってあげなければいけない使命感は増えたような気がします。

今の時期頃から妊活を考えている方は一度抗体検査を受けて免疫の有無を確認してからにした方がいいと思います。

万が一現在妊娠されているのであれば、外出は極力控えて密集している場所にいかないようにしましょう。

地域によっては、風しん抗体検査を無料で実施しています。

仙台市であれば、コチラのリンクに詳細がありますが、

風しん抗体検査を受ける日に仙台市に住民票があり次のいずれかに該当する方。(ただし、過去に風しんの抗体検査を受けた結果、十分な量の風しんの抗体があることが判明している方は除きます)

1.妊娠を希望する19歳から49歳の女性(妊娠している方は対象とはなりません)

2.「風しんの抗体価が低いことが判明している妊婦」と同居している方

3.「風しんの予防接種履歴があり、かつ、風しんの抗体価が低いことが判明している妊娠を希望する19歳から49歳までの女性」と同居している方

男性に関しても同様に、抗体検査と予防接種が無料で実施されているので大切な家族を守るためにもぜひ一緒に行くようにしてください。詳しくはコチラから

もし抗体検査を以前していたことがあるようであれば、下記の項目の数値を調べて照らし合わせてみてください。

・麻疹 検査方法(EIA-lgG抗体)

2未満、3.9未満の場合は免疫が無い可能性があります。

4.0~7.9の場合は現段階では免疫がある可能性が高いです。但し予防の推奨値は8.0以上が望ましいとされています。

8.0以上の場合は、現段階では免疫があります。経年により減免していく場合があるので気になった時は抗体検査をするようにしましょう。

・風疹 検査方法(HI抗体)

8倍未満の場合は免疫が無い可能性があります。

8~16倍の場合は現段階では免疫がある可能性が高いです。但し予防の推奨値は32倍以上が望ましいとされています。

32倍以上の場合は、現段階では免疫があります。経年により減免していく場合があるので気になった時は抗体検査をするようにしましょう。

参考資料

・https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/2019/rubella190424.pdf

・https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/measles/2019pdf/meas19-16.pdf

・https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/700-idsc/8588-rubella-crs.html

 

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