定期予防接種 Hib(ヒブ)について

はしょはしょ

・任意接種ではなく負担していただけるワクチンだからこそ、接種可能な年月になったら迅速に摂取するべし。

Hib(ヒブ)とは・・・

ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型:Hib)と言われる細菌を指しています。

毎年やってくるインフルエンザとは異なり、Hibは菌、インフルエンザウィルスと菌とウィルスの違いがあります。

主な感染経路

多くの場合は生後3ヵ月から5歳になるまでの子どもたちがかかるそうで、特に2歳未満の子供に最も多く、毎年全国で約600人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっていることがわかっています。

主な感染経路は、ヒトからヒトに対しての咳やくしゃみなどにより、細かい唾液や気道分泌物につつまれて空気中に菌が飛び出し、約1mの範囲で人に感染させる飛沫感染によって拡散していきます。

菌を被う莢膜多糖体の有無により有莢膜株無莢膜株に分けられ、有莢膜株は a-f 型の 6 血清型に分類されていて、一般的に有莢膜株の方が無莢膜株に比べ病原性が強く、その中でも特に b 型(Hib)株がもっとも病原性が高いとされていて、

b 型(Hib)株が乳児や小児の敗血症や髄膜炎、急性喉頭蓋炎などの侵襲性感染症の起因菌となることが多いことが知られています。

無莢膜型菌はヒトの鼻咽腔に常在菌としてみられますが、小児の髄膜炎や敗血症例から分離される株は、

95%以上が Hib であるとされています。尚、乳幼児における鼻咽頭での保菌率は 2~3%と報告されていますが、

Hib 髄膜炎の発症がみられた保育集団での保菌率は 36.3~37.5%と高率であると報告されています。
Hib は、ヒト以外の動物では自然宿主はなく、一般自然界から検出されることはほとんどないそうです。

Hib(ヒブ)に感染した時の症状

ヒブが喉や鼻から入って感染すると、初期症状に発熱、頭痛、嘔吐といった風邪に似た症状が出ることがあり早期に血液検査しても検出されない場合などもあり、見分けが点かないことが多いため早期の段階での感染切り分けが大変難しく診断が遅れがちになってしまう場合があるようです。

発症からその後、急激にぐったりするように症状が重くなっていき、痙攣や意識障害により、または突発性ショック症状や意識障害で抗菌薬治療でも死亡するケースがあるそうです。

Hib 感染症による侵襲性疾患には菌血症、髄膜炎、急性喉頭蓋炎、化膿性関節炎、骨髄炎、心外膜炎、蜂窩織炎などがありますが、侵襲性感染症とは通常無菌とされている血液、関節内液、髄液などから細菌が検出される感染症であり、

起因菌を同定することが難しい肺炎は含まれないそうです。また潜伏期間は内因性感染が多いため不明とされています。

重篤な疾患を起こした場合、うち3~6%が亡くなってしまうといわれています。

また、髄膜炎を発症した場合は、生存した子どもの20%程度に難聴、運動障害、水頭症、てんかんなどの重篤な後遺症を残すといわれています。

Hib(ヒブ)の治療方法

治療には抗生物質などの抗菌薬を使用しますが、最近では抗菌薬が効かない「耐性菌」も多くみられ、治療が困難な場合があります。また、患者さんによっては、病気が進行しても重い症状が確認されないこともある為、ワクチンを接種できる年齢が来た際に迅速に接種する必要があります。

Hib(ヒブ)ワクチンと反作用

生後2か月から6か月までに初回接種を開始することが出来ます、合計4回接種します。ヒブによる細菌性髄膜炎が起こりやすい生後6か月までに初回3回の接種を済ませておくようにしてください。追加接種は1歳になったら受けるようにしましょう。

感染した場合の発症切り分けが早期で難しいこともあるため、発見が遅延し、治療が遅れてしまうと命を落としてしまうほど怖い病気です。それを防ぐにもワクチンによる予防が必要不可欠とされています。

使用されるワクチンは、ヘモフィルスインフルエンザ b 型(Hib)と言い、乾燥ヘモフィルス b 型ワクチン(破傷風トキソイド結合体)です。Hib ワクチンの抗原は、莢膜多糖であり、B 細胞が未熟な乳幼児では免疫原性が低いため、破傷風トキソイド(キャリア蛋白)との結合体がワクチンとして使用されているそうです。

注射部位が腫れたり、赤くなったり、しこりができることがありますが、一般的にワクチン接種によるこれらの症状は3~4日で治ります。接種した当日や翌日に発熱がみられることがありますが、通常1~2日で下がります。

2013年厚生労働省の報告データでは、国内で行われたアクトヒブ導入に向けた第 III 相臨床試験によれば、全身症状有りが 1 回目接種後(38.5%)、2 回目接種後(33.9%)、3 回目接種後(22.3%)であり、内訳は、 3 回接種後の副反応は、37.5 度以上の発熱(4.1%)、不機嫌(10.7%)、食欲不振(4.1%)、嘔吐(5.8%)、下痢(6.6%)、不眠(4.1%)、傾眠(2.5%)、その他(3.3%)でした。局所反応有りは、1 回目接種(50.8%)、2 回目接種(51.2%)、3 回目接種(47.9%)でした。接種局所の反応は比較的よく見られるそうなので、赤みや腫れ、しこり等は確率的に高いかもしれません。ただし重篤な副反応は認められていないそうです。

第I相試験

通常、少数の健康な成人又は患者様を対象として、治験薬の安全性や、治験薬がどのように体内に吸収され排泄されるかを調べます。

第II相試験

比較的少数の患者様に対して、第I相試験で安全性が確認された用量の範囲で薬剤が使用され、薬の安全性、効き目、適切な投与量等を調べます。

第III相試験

多数の患者様に対して薬剤を使用し、第II相試験よりも詳細な情報を集め、実際の治療に近い形での薬の効き目と安全性を確認します。

出典:厚生労働省さん ヘモフィルスインフルエンザ菌b型ワクチン(Hibワクチン、ヒブワクチン)のQ&A [241KB]より一部抜粋

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